(松尾さん(仮名)/35歳女性/岡山県在住/職業:銀行員)

上の子がちょっと手を離れ、もうひとり子供が欲しいと夫と話し合ったのは昨年の3月ころでした。
家のローンもまだ残っていたし、車も買い換えたばかり。
それでも銀行のキャッシャーに勤めていた私は産前産後の休暇も取れるし今がチャンスと決断しました。
ところが一人目の時とは違ってつわりがひどく、とうとう家事代行を頼むことになりました。
それはかなり家計を圧迫するものでした。
また、好景気だった夫の会社でトラブルが続き、とうとう会社は業務提携へ。給料は激変しました。
ちょうど家のローンの金利が変わる頃で定期預金を解約し借り換えを行ったばかりで毎日の生活に不安を感じました。
一方つわりが治まっても私の体調はなかなか回復せず、とうとう入院することになり、その支払いにキャッシングを利用しました。それを利用するのは初めてでしたが、私の体調が回復すればまた勤務に戻れるという気持ちで、『今だけ』と言い聞かせていました。
銀行に勤務するものの立場でキャッシングの金額が増えていくのはとても不安でした。上司に知られたら退職を勧告されるかもしれません。金融機関はそういうことにとても厳しいのです。
なかなか体調を回復できない私は休職中ということで給料も少ししかなく、家事代行と生活費の捻出に苦しみました。
とうとう私たち夫婦はやっと手に入れたマイホームを手放し、金利を返済し終わり今までの生活よりもコンパクトではありますが平穏な生活をしています。
簡単に今だけという気持ちではもうキャッシングはしまい、とあの不安な怖かった毎日を思っています。